No.o-1151
item Vintage Marine Chronometer
studio Ulysse Nardin
price Price on request
size(w/d/h) 190×190×190

北欧の国スウェーデンは、
小島や半島が網の目状に入り組んでいる為バイキングの昔から水運が発達していてさまざまな船がとても重要な役割を果たしていました。
こちらの商品は実際にスウェーデン船で使用されていたユリス・ナルダン社のマリン・クロノメーターです。

マリン・クロノメーターとは、1735〜1960年代頃、すべての外洋航海の船に搭載されていた、船舶時計のことです。

GPS等無い時代、船は現在自分が位置している「経度」を測定するために、六分儀を使い星の位置から緯度を、時間と太陽の位置から算出していました。
この場合正確な時間が解らないと自分の位置を見失ってしまう可能性が有り、機械式腕時計をはるかに凌駕するもので、究極の精度が要求されました。

船の揺れが時計の精度に影響するのを避けるため、時計本体は「ジンバル」という金属製の装置にはまっていて、船が揺れても水平が保たれる構造になっています。
そして、ジンバルごと、角を強固にするため、真鍮の金具を埋め込んだマホガニー製の箱に収められています。
この箱は二重蓋になっており、時間を読む時は上蓋を明けて ガラス越しに時間を見る事が出来ます。 またゼンマイを巻く時は中蓋を開けて時計本体を反転し、本体の底の穴から鍵を差し込んでゼンマイを巻きます。

文字盤上部に、12時位置には56時間の「稼働時間表示」があります。パワーリザーブが”残りの駆動時間”を表示するのに対し、マリンクロノの場合は”何時間動作したか”を示す物となっており、ゼンマイをフルに巻き上げると指針は”0”を指します。

現在製造されていないため、部品破損等、修理不可能の場合もあり
正確に動作するマリン・クロノメーターは貴重です。
(調整済;精度は日差10秒以内)

ユリス・ナルダン社のマリン・クロノメーターは
1862年にロンドン世界博覧会に出品して最高位を受賞等、
世界最高の評価と輝かしい実績を誇った同社は、ブランドマークが船の錨をモチーフに現在でも、マリーンクロノメーターを原点とする腕時計をシリーズ化して高い人気を得ています。


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